40代 男性 肩と首のこりの悪化に伴うめまい

44歳 男性 肩と首のこりに悪化に伴うめまい

めまい■主な症状

  1. 肩と首のこりの悪化に伴うめまい
  2. めまいと同時に左耳の難聴
  3. 上記の症状が酷くなると頭痛も出てくる

 

■問診内容

以前から慢性的に首と肩が凝っているのですが、ここ最近は、めまいと難聴が起こるようになってきました。

今回のような症状は初めてなので、医者にも罹ったところ、メニエール症候群という診断をされました。

薬も処方されましたが、あまり効き目を感じていません。

肩こり等が悪化すると必ず症状が出るわけではなく、その時々で変わるので、不安から普段より余計に疲れている気もします。

個人的にはメニエール症候群ではなく、肩こり等が原因のめまいだと思い、以前からお世話になっているこちらで、何とかして頂けたらと思い、来院しました。

 

■施術と経過

施術は、左首~肩周辺、左肩甲骨周辺、左胸部周辺の筋肉が特に緊張していたので、筋肉の緩和操作を念入りに行いました。

また、全体的に左側の筋肉が右に比べて、緊張して固くなっている部位が多かったので、左右のバランスが取れるように筋肉の緩和操作と骨盤、背骨全体の矯正も行いました。

症状自体は来院時には出現していなかった為、1週間後に経過を教えて頂くようにお願いしました。

1週間後に再度、来院された際には症状の出現はありませんでした。

現在は定期的なメンテナンス施術と合わせて経過を見ている状態です。

 

■カイロプラクターからのコメント

今回は日頃から、メンテナンス施術を受けて頂いている方の新たなケースでした。

おそらく、今回の症状は【頸椎原性めまい】だったと考えられます。

頸椎原性めまいはその名の通り、「首の骨や周辺の筋肉が原因で起こるめまい」です。

左側だけに発生していたのは、左肩周辺の筋肉が異様に緊張していた為ではないかと思われます。

普段からパソコン業務で首のこりや肩こりにお悩みの方なのですが、今回は急激な仕事量の増大やストレスの蓄積もかなり酷かったことで、あまり睡眠も深くとれておらず、来院された時点で疲れが見て取れる様な状態でした。

寝るときは必ず左側を下にするように横を向いて寝ていたことも、左肩~首の筋肉の過緊張状態を生んでいた要因と考えられます。

一般的には、寝るときは仰向けで寝るのが良いと言われてますが、各々落ち着く寝姿勢がありますので、無理に仰向けに寝る必要はありません。

ですが、仰向けと横向きでは適切な枕の高さは違いますので、枕の高さ調節の方法をお話しし、実践していただいたことも症状の早期改善に繋がったと考えられます。